県トライアスロン協会の皆様
大会関係者の皆様
県内学連登録者の皆様
7月19日に開催された、鳥取県米子市で開かれた「第35回全日本トライアスロン皆
生大会」及び山形県鶴岡市鼠ケ関の「第30回温海トライアスロン大会」の2つの
大会で、いずれもスイムで男性が死亡しました。
今年に入り、競技中の死亡者が続出していることをうけて、JTUから「加盟団
体・主催者・選手への緊急要請」がありましたのでお知らせします。
宛先:JTU加盟団体 <回覧>関係各位 <JTU発第1546号>
発信(2015/7/22):JTU事務局 <ウェブJTUマガジン掲出>
公益社団法人 日本トライアスロン連合(JTU)
会 長 岩城 光英
JTU加盟団体・大会主催者そして選手への緊急要請 Athletes’ Safety First
日頃からトライアスロンの普及と発展のためにご尽力いただいている全国の加
盟団
体そして役員・選手の皆さまには心からの感謝を申し上げます。
さて、7月半ばになりましたが、今年も猛暑の夏となっております。
これに伴うように、複数の大会で死亡報告が続いております。
ご遺族と関係者の皆様には、謹んでお悔やみを申し上げます。
これまでもメディカル委員会そして関連委員会そして担当者を交え原因を分析
しながら、対策を講じ、JTUウェブサイトなどを通じ、各種の注意喚起※を行ってまいりました。
競技の開催にあたりましては、主催者、そして参加選手の双方が、リスク要因
を十分に認識して競技に臨む必要があることは、これまで繰り返し強調されてきたことです。
トライアスロン競技は、健康志向の高まりもあり、競技愛好者が増加しており
ます。さらに、東京五輪・パラリンピックでのトライアスロン競技実施や著名人の
競技参加もこれらを促進しているといえます。
一方で、オープンウォーターで泳ぐスイムは、予想を超えたリスクが伴うもの
です。競技に関わる主催者・統括競技団体、そして選手の皆様すべてが、これらの
リスクを改めて重く受け止め、対策を講じることを切にお願い申し上げます。
選手各位におかれましては、「勇気あるリタイアが明日への挑戦につながる」
ことを意識していただくよう、強く願います。リタイアは決して恥ずかしいことではありません。山頂をめざす登山家が登頂断念をする決断も同じことであると存じます。
このトライアスロンが国民の健康促進に貢献し、大会主催地の地域振興につな
がることを念願し、皆様への緊急要請といたします。
※注意喚起・参考データ
[1]運動中の事故を防止するために~競技団体からの提言~
http://www.jtu.or.jp/news/2014/140711-1.html
JTU 2014JTUニュースリリース: 2014年7月11日(金)
[2]トライアスロン・関連複合競技の大会参加者への基本注意事項(改定第1版)
http://www.jtu.or.jp/news/2013/130318-1.html
JTU 2013JTUニュースリリース:2013年4月4日(木)
[3]トライアスロン大会参加選手用・熱中症対策(2013年6月8日改訂)
http://www.jtu.or.jp/news/2013/130613-2.html
[4]メディカル・アンチドーピング委員会からのお知らせ(ウォームアップ)
http://www.jtu.or.jp/news/2015/150710-4.html
2014JTUニュースリリース:2015年7月10日(金)
[5]JTU医療救護指針(依頼)
http://www.jtu.or.jp/news/2013/130610-2.html
JTU 2013JTUニュースリリース:2013年6月10日(月)